10%の改善がもたらす劇的な変化:複利効果の秘密
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- 2024年12月4日
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ビジネスをしていると、細かな改善が業績を向上させることはよく言われますよね。以前の私は、10%の改善は業績に対して10%の効果しかないと思っていました。しかし、実はそれは大きな誤解だということをご存知でしょうか?
売上を向上させる要素は、実は3つのシンプルな要素に集約されます。
顧客数を増やす(新規顧客の獲得)
取引額を増やす(顧客1人あたりの平均売上)
購入頻度を増やす(リピート購入の促進)
この3つは、一見当たり前のことかもしれません。しかし、売上は次の式で表されることを理解することが重要です。
売上 = (顧客数)×(顧客平均売上)×(購買頻度)
例えば、顧客数が10人、平均売上が10万円、購入頻度が年10回の場合、売上は以下のようになります。
売上 = 10 × 10万 × 10 = 1000万円
ここで、これらの要素に10%ずつ改善を加えた場合の効果を考えてみましょう。「売上1000万円の10%改善だから1100万円になる」と思う方もいるかもしれませんが、実際には異なります。
具体的な計算をしてみましょう。 売上 = (顧客数×1.1)×(顧客平均売上×1.1)×(購買頻度×1.1) = 11人 × 11万 × 11回 = 1331万円
なんと、売上は約1.3倍(30%UP)に増加します。以前の私は、売上を決める要素を正しく理解していなかったため、10%の改善が1100万円だと思っていました。
ここから言えることは、
10%の改善を甘く見てはいけないということ。
改善のポイントを的確に把握し、実行することの重要性です。
この複利の考え方を理解した上でビジネスを進めることは非常に重要であり、効果的な活動にリソースを配分することが成長につながります。実際、多くのビジネスマンが無駄な努力をしているのではないでしょうか。
無駄な仕事を創り出すリーダは組織に結構いるのかもしれません。
ビジネスを推進するにあたり限られたリソースをレバレッジがかかるポイントに注力できるリーダがやはり求められますね。
皆さんも他人毎ととらえず、自分の判断や組織が取り組んでいること見直してみてはいかがでしょうか。
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