top of page

AIと共存する未来!IT技術者に求められる思考を考える


一世風靡をしたPepperくんはどこに行ったんだろう!!


つぶらな瞳が可愛かったPepperくんにGPT-4を搭載して再度光を浴びて欲しいと最近思うことがよくあります。昨今のGPTなるAIが台頭してきたことにより、インフラエンジニアがある時期まで生きていくために求められるもの考えてみました。


弊社の現状の主な業務は、世の中的にSESと呼ばれる請負形態である。つまり技術力を時間換算でお客様に提供するサービス業が主流で、たまに納品物ベースでの請負契約を生業として生計を立てている業態です。


ChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)のAIがでたことにより、IT技術者の仕事が無くなる!!と世の中では恐怖心を煽り立てている人が沢山いますし、実としやかに呟かれていますね。そしてAIを活用できないIT技術者は置いてきぼりになる未来が見えるのでどんどん活用していきたいですね。


産業革命により人々の仕事が奪われた歴史が、そのようなことを言われる要因だと思います。

産業革命の歴史は第四次産業革命なのだが、簡単に産業革命の歴史を振り返ると


1.第一次産業革命 1784~ 石炭燃料を用いた軽工業の機械化

 第一次産業革命は18世紀のイギリスで織機と紡績機などにより綿織物を自動製造出来るようになった。


2.第二次産業革命 1870~ 石油燃料を用いた重工業の機械化と大量生産

 イギリスからドイツやアメリカへ産業の舞台が変わりエネルギーの主役が石炭から電力と石油に

 変わり電力の供給が産業を活性化させ、自動車や航空機も開発され製造業の大量生産化が大きく進んだ。


3.第三次産業革命 1969~ 機械による単純作業の自動化

 コンピュータの登場により単純作業を自動化させ、人間があまり仲介しなくてもロボットが仕事を代替してくれるようになった。


4.第四次産業革命 現在  機械による知的活動の自動化・個別生産化(所謂DX)

 AI・IoTが高度な知的活動をになうようになり、データから自律的に学習し車の自動運転、IoTによるデータの蓄積から未来の予測、リアルタイムなビジネス展開が可能になった。


現在のDX化にともない今まではコンピュータにミスを許さない概念でしたが、コンピュータにミスを許す概念が誕生し、人間と同じような大規模言語学習から言葉の概念理解化と言語応答ができる仕組みができたというところが今世紀最大の発明となるかもしれないイノベーションかもしれません。


よくAIは間違えたことを出力するという方がいますが、それは人間も同じで、過去の経験、学習から脳内のブラックボックス化されたニューロンネットワークがはじき出す確率論と同じ仕組みのようです。学習データから一番確率的に多い(成功しそうな)ところを選択するのは人間も同じですね。


現状GPT-3も記憶(メモリ)的なものに、4097tokenと呼ばれる単位が最大と言われております。ちなみに大まかな目安として英語4文字で1Tokenらしい。

現状制限があるのですが、その制限が大幅に増強されたとき性能がかわるだろうし、GPT-4はさらに精度が高い応答を返してくるとのことなのでもはや人間しかできなかった知的業務を肩代わりできるようになるでしょう。


ここでAIを排除する考えの方と、それを受け入れてどのように共存していくか、どのように自分が変わっていくかを考えて実践できるひとが仕事を続けられるか、否かの分岐点ではないでしょうか。


現状AIは過去のデータから、間違えはあるものの以下のことができます。


・文章から要約して分類することができる

・簡単なプログラミングは瞬時に出力される

・プログラミングのデバッグ、問題点の問題解決

・過去の学習したノウハウから成功の確率が高い方式の提示

・提案資料の下準備、雛形作成

・インターネットの画像を学習して、入力文字から画像出力

・教師的な振る舞いや、お悩み相談の対応案も可能かな・・・


ヤバイ!!かなりのことできちゃう(笑)

新人などが実施するSE業務は、AIに任せることができるようになっているという恐ろしい時代です。


逆に言うとなにも知らない若手にも即戦力活用のチャンスがあるのかもしれません。

これから求められるのは、AIが出力した出力結果を評価、活用することによる時間短縮、自分のアイデアについて会話しひらめきを得るなどに活用することが重要なのではないでしょうか。


SEのビジネスは技術力だけだともはや、世の中に相手にされない時代に来ていると思えますね。

私がSEとしてある時期まではお客様に何が必要とされるのかを、人間が求める根本思考考えてみました。


・助ける:困っているときに助けてくれる会社や人材

・楽しい:一緒に仕事をしていて楽しいという感情を抱かせてくれる人材

・相互理解:自分の存在価値を認めてくれて、自分の立場を理解し立ててくれる人材

・守る:時間、品質、納期を守ってくれる会社や人材


つまり相手に興味を持って、一緒に飲み食いして、ワクワクする夢を語る。いつの時代にも求められる人間的なスキル。そんな人と仕事をしたい人がまだまだいると思うし、IT技術だけではなくて取引先のキーマンと仲良くなれるスキルも非常に重要なのではないでしょうか。


求められているかもしれないことは当たり前のことなんですが、意外と相手の感情を読んだり、無償の奉仕をしてみたりなどできていない人って、周りに多くいるんだと思います。古き良き時代にあった面倒くさい何かってのが、より求められるのかもしれませんね。


そして今の世の中、個人事業主のIT技術者の方が増えていていい時代になったと思います。

一方で個人事業主で仕事を請けるが、途中でドロンしたり、いい加減な仕事をしたり、自分の範囲を明確に区切っていたりと次に繋がらない仕事の仕方をしている人が増えているかも!?

それは、情報化社会になり世の中の不平不満の情報を鵜呑みにしてしまって、相手の立場を考えずに自分の主張だけに重点を置いている方が個人事業主や会社員に多くなったからではないでしょうか。


技術の仕事のマッチングアプリもできているから、仕事はいくらでもあるから、自分だけ良ければいいと思っている方は長い目で見ると損をしている可能性があると個人的には思いますが、逆に心・技・体しっかりできる個人事業主にはチャンスの時代ですね。


人として生きている上で何でもハラスメントと文句ばかり言っている人は、AIが台頭してきた時代でさらに苦労する時代になると想定しています。どこの組織にいってもいやな人や合わない人はいますからね。適当にあしらって上手く付き合うか、嫌らなら嫌だと相手にしっかり伝えたり、それでも治らなかったら、上司の上司に改善を依頼したり最悪働く場所を変える。アクションあるのみです。


人と人の繋がりを重視して、人といい関係が構築できたり、相手が喜ぶことを与えられる人が、いつの時代も求められます。なぜなら人間の本質(プログラミング)は、長い時代変わっていないと思うし、IT技術の大部分は自動化できる時代が来ているからです。


いつかAIに意思決定を任せる時代!本当の変化点がくると思うんですよね。

それまではなんとかSEもAIと共存して生きていけると思んですが、その変化点が来た時は、ドライにAIのアウトプットに改善や、AIが出せないアイデアを出せる数少ない人間が今と変わらず活躍できるのかも。(想像ができていない。)


現状AIは我々人類がアクセスした時に応答を返してくるのですが、意外とヒューマン・インターフェースを改善しAIの方からプロアクティブに声をかけてくれるようなプロンプトや設定になったら、人間よりもAIと喋っていたほうが色々知っているしいいという時代が近い将来くるのかもしれません。


ビジネスの世界は特にそうですが、IT技術者もダーウィンが言っていたように「生き残るのは、最も強い種でも、最も賢い種でもなく、環境の変化に最も敏感に対応できる種」なのかもしれません。。


閲覧数:14回0件のコメント

コメント


bottom of page