先日社員からオススメの本を勧められたので借りて読みました。米マイクロソフトで開発されている牛尾剛さん著書の「世界一流エンジニアの思考法」という本です。日本の技術者および開発、運用などのサービスを提供している方にも読んで欲しいと思ったので紹介したくなりました。
個人的にはソフトウェア開発者だけでなく、基盤エンジニアにも役立つ思考法だと思います。
想像はしていまたけど、世界と日本のマネジメント手法やITエンジニアの扱いについて改めて違いを感じ自分自身の価値観もアップデートしないといけないと大変影響を受けてます。
本を読んで日本とグローバルで特に考え方が違うと思った事は以下です。
◾️Be Lazy(怠惰であれ)
意味合い的に日本では受け入れ難い考え方かもしれませんが技術者なら必要な考えだと個人的には思います。
①不必要なものや付加価値の無い仕事を無くす
②時間や費やした努力よりも生産性な高いアウトに重点を置く
③簡潔さを目指す
④会議は会議の時間内で効率的かつ生産的に物事を決める
⑤全てやるより影響度の高い物に優先度をつける
⑥長時間労働をせず、休み、自己成長など長期的に生産性が上がるように行動する。
日本でありがちなのが
①会議は発言しない人もとりあえず大人数で会議参加、会議なのに他の事やってるなど無駄がある
②ミスをすると再発防止のためにやる事が増える、とにかくやらないといけないプロセスが増える
③周りが長時間労働しているから帰りずらい
④とにかく批判的、失敗を許さない文化
など技術者であれば誰でも感じた事のあることで上げればキリがないですね。
わかっているけど変えられないのは失敗が許されない、偉い方が勉強をしていないか、現場独自の文化な理由が大きいかと思います。
このような日本の考え方を変えるには、やはり一人一人の価値観を変える必要があると思います。
◾️大事なのが幸せに働くこと
日本人の多くは仕事をして幸福感を感じている人が少ないと感じます。(独断と偏見)
その一つの理由に生活するお金だけのためやらされてる感があるからではないでしょうか。
人間は人に求めまれたり、認められたり、誰かの役にたつことに幸福を感じます。自分がやってることが世の中の役に立ってる事などをしっかり認識する事が重要かと
なんでもいいのですが自分が提供しているサービスで喜んでもらう事を感じるのがいいと思います。
お金や自分のスキルアップだけに興味を持つと長くは続かないのではないでしょうか。
◾️計画への柔軟性
本に書いてありましたが、海外のマネージャーやエンジニアは自分達のいい仕事やサービスを提供する事を重視するため計画の変更を重く考えないみたいです。
計画は必要だが未来は誰もわからないし、失敗することはチャレンジしている事と前向きにとらえるみたいです。
無理に納期を守りサービス品質が悪い物を提供するより、使う人が満足する物を提供したいという考えが根底にありますね。
◾️批判的ではない
ミスは起こる前提で対応や解決に重点を置いている。問題やミスを発見した時点で報告をすると感謝される価値観のようです。これにより隠蔽体質がなくなりやすく改善に繋がるととらえる。また未然に想定外事象を起こさないように膨大な工数を使うより、起きた問題に対して迅速に対応を重視。問題や改善のフィードバックを歓迎するムードがある。
◾️技術者を子供扱いせず、信頼・尊重する
あれダメ、これダメのルール文化より、信頼してやってはダメな事や価値観の教育をする。技術者を信じ、ゴールを提示して自分で考えて自発的に働いてもらう文化みたいです。困ってら人は周りで助け、お互いサポートする。
これにより自発的に楽しんでチャレンジできるみたいです。外資特有の評価の時点で報酬が下がったり、クビになることはあるけど精一杯やったら納得いきますよね。
その努力は次に活かせると思います。
書けば色々とありますが1番感銘を受けたのは日本のIT企業は変わる必要がある事を主張している所です。また変わり方など提言をしています。その内容は本当に共感できたし、自分達の会社の目指している所に近いと思ったからです。
私自身もIT技術者なのでもっとIT技術者が評価されて、自発的に働けて、何より働いていて幸せになれる組織をつくりたいと考えているからです。
当社は2025年3月までに40名程度の組織を目指しています、一緒に今の組織をより良く改善して技術とサービスでお客様を満足させる考え方に共感できたり、幸せに働ける環境を一緒につくりたいと思う方がいたらお問い合わせやご応募お願いします、
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