失敗するプロジェクト、次は成功させたいと悩んでいるリーダが多いのではないではないでしょうか。
そんな方へAARって知っていますか?私は知りませんでした(笑)
After Action Review(アフター・アクション・レビュー)、通称「AAR」はアメリカ陸軍の訓練から生まれた検証手法です。 事実の検証に基づいて改善策を立てる方法で、会議や商談などビジネスの現場でも活かせます。
日本でいうなぜなぜ分析と同じようなもので、なぜを5回繰り返して改善するもの
大体が試作段階などを終えて改善をしたいときに実施するものと同じですね。
AARで重要なのは皆の本心を引き出すこと、プロジェクトチームの弱点や失敗した点を正確に把握し、お互いに弱みを見せ、支え合い、弱さを認めることで次のアクションにつなげるというのが目的です。
■AARでチームの率直な意見交換のできる場を確立する手法
AARは軍で生まれた習慣ですが、基本的に5つの質問で構成されている。
質問1.私達が当初目指していた結果は何か?
質問2.実際の結果はどうだったか?
質問3.その結果になった原因は何か?
質問4.次も繰り返す行動は何か?
質問5.次は変えた方がいい行動は何か?
最初にチームで目標の共有と共通認識をつくり、
結果を分析し事実を明確にする、
結果について原因の仮説を立てる、
結果を起こした行動についてフォーカスした上で
目指した目標に至らなかった行動を修正するっていう意味合いと私は理解しました。
ここで組織の役にたつものは質問5が重要で書き留めておき、チーム内で共有するといいし
特に質問5の答えは役に立つ。
■プロジェクトで事前に話し合いを行うときの手法
AARは事後の話し合いで改善点を見つけるのが基本だが、事前の話し合いを行うことを行うのもプロジェクトを円滑に進めるためにも効果的。事前AARの質問の構成は4点
質問1.私たちはどのような結果を目指しているか?
質問2.どんな困難が待ち受けているか?
質問3.過去の同じような状況で、自分たちや他の人達はなにを学んだか?
質問4.今回の挑戦で私達が成功するためにはどうすればいいか?
AARの何がいいかと言うと、「何が起こったか」を明らかにすることだけではなく、将来の問題に向けてチーム内の意思統一ができることがいいのですね。
問題が起きるプロジェクトはみんなの目的、目標が階層毎にバラバラなことですね。
個人の力量の総和、つまり1+1が2になればいいのですが、大体が1より小さくなっているイメージがあります。事前AARについても同様で質問4については、チーム内で共有。
■ブレストのルールについて
私もしらなかったのですが以下のようですね。
1.提案はしてはいけない。(意見を集めるだけ)
2.会議進行のリーダを決めない。(本当にできるのかな~)
3.プロジェクトに参加していない人から良いところ、悪いところ率直な意見をもらう。
このようなことから基本的には率直な意見を集めるだけの会議体のようなもので、提案および否定をしないで問題点を洗い出しより良い結果につなげることみたいですね。
いいアイデアが欲しい人へご参考になれば幸いです。
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