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中央集権?非中央集権?Web3の活用と組織やプロジェクトの作り方(案)



GW前ちょうどいい時期に、図書館で予約していた本が準備できたと連絡があり、Web3の概念や将来の動向が記載されている「テクノロジーが予測する未来」伊藤穰一さん著の本を読みました。

Web3は、プラットフォームの基礎技術なので分かり辛いし、読んで感じたことや考えていることを言語化しようと思いました。


最近AIが凄く発展して話題になっていますね。分かりやすいしワクワクするから話題になりやすいと思います。

少し前までブロックチェーン技術を基盤としたメタバース、NFT、DAOなどが話題になっていましたが、まだまだこれから伸びる分野だし、どのように発展していくのかワクワクするので考えてみます。


Web3って一体何なの?どんな技術なの何なのかっていうのがイマイチ掴めないと思いますので自分の頭の整理も兼ねて記載します。


現状流行っているWeb2はGAFAMのようなプラットフォームを提供している企業が中央集権的に管理するもの。

今後主流になるかもしれないWeb3は非中央集権的に管理するプラットフォームとの理解で問題ないかと思います。


簡単に言うと取引履歴がブロックチェーン技術を使った膨大なサーバ上で分散管理されているので改竄されても多数決で整合性が担保されるよねって概念だですね。

その取引履歴が誰でも確認できるので透明性が高いのも売りとのことです。


個人的に注目しているのはDAOです。

DAO(Decentralized Autonomous Organization)というのは分散型自律組織というもので、組織の人が民主主義的な投票でDAOの実施することを決めていくという組織です。


数年前から日本でも人材の流動化が進んできていることもあり、DAOのような組織形態が主流になる可能性もあると考えています。

株式会社の経営者達は非常に嫌がるキーワードだと思います(笑)


中央集権と非中央集権、組織を機能させるのにどちらが優れているのについて考えたことがみなさんはありますか?


話は外れますがよくあるイケてない会社の例を2つ


■例1ボトムアップはしご外し方式

社長がボトムアップでやるんだ~とどっかのセミナーを聞いていて思いついたのか社員に対して「現状打破の仕方を考えろやゴラァ!!」とまくし立てて結局出てきた打開案をこき下ろす会社・・・・あるあるですね(笑)


■例2トップダウン責任転換方式

逆にどっかの「社長、組織は絶対活性化できる!!」的なセミナーを聞いて鵜呑みにしてセミナーの内容をそのまま自組織に展開

これをやるんだ~!!とまくし立てる。

社員はどこか冷めていて、現場の状況も知らないのに勝手なこと言っているな~と。。

結局やらずに頓挫し、できない、やらないお前らの責任だと(笑)


というような諸行無常の施策が世界で繰り広げ続けているんだと思います。


ボトムアップ方式は社長が自分の指示した言葉に責任を持てていない、トップダウン方式は目標を達成するためにみんなに理解してもらい自分が率先して動けていない社長の責任。どちらも社長が悪いという結論。。。


結局どちらの方式もいいところがあり、悪いところがあるが物事を進める時に情熱を持って進められていない、失敗しても修正して推進できない組織が悪く、プロジェクトを推進する人の特性を、理解していないところなのではないでしょうか。


組織を動かすためには組織の意義や目的、達成するべきミッションを明確にして方向性を示すリーダというものを人は求めているんだと個人的に思います。


話を戻しますが、DAOの優れた活用の考え方


1.DAOは組織ではなくプロジェクトに適用することを特化させる

2.お金儲けだけではなく(でもお金は重要)プロジェクトの目的、存在意義の明確化

3.貢献というものをトークンというもので見える化できること

4.トークンの物量による投票により組織の方向性をみんなで決められること

5.お金だけではトークンを牛耳れない仕組み


この考え方が重要なのではないでしょうか。

株式会社でもWeb3の方式を評価制度に組み入れて、プロジェクト(サービス)の利益をトークンにより還元する方式を実現できると技術者も張りが出るし自分のプロジェクトだと熱量をあげられると思うんですよね。みんなが自立、主体的にプロジェクトに貢献できるし成長もできる。


特に「5.お金だけではトークンを牛耳れない仕組み」が重要かと思っています。

新しいサービスを作る時に出資した人たちが、あーでもない、こーでもないとやってもないのに文句を言い、終いにはお金をだしているのは俺だから!!と我が物顔でプロジェクトや組織をかき回す構図を無くす仕組みができるといいですよね。

何よりやっている人たちが情熱を持って活動できることが社会の幸せにも繋がると思います。


こんな使い方やサービスを作るとイケてない会社を脱却できる仕組みを創れるのではと2023年GW妄想をしております。

もし良かったら皆さんもAIも重要ですがWeb3技術を使った書籍で勉強したり、近い未来のあり方を考えてみてはいかがでしょうか。

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