事業を始めたばかりの資金調達したい経営者の方へ
- 投稿者
- 2023年3月11日
- 読了時間: 4分
会社を経営していて、法人口座の残高が減っていくのを眺めると、焦りとなんとも言えない不安を凄く感じますよね。
資金繰りを安定させたいと思っているベンチャー経営者の方に向けて、資金調達をどのようにしたのか、何がポイントだったのか個人的な所感を情報共有をしたいと思います。
弊社も融資の決裁が無事おりまして、無担保、無連帯補償で800万円、資金を調達できたので、今の日本の政策もありますし、本当に起業やチャレンジしやすい環境になったと感じてます。
■無借金経営と借金経営どちら?借りるタイミングは?
借金をしないで事業を進められる事は非常にいい事だと思いますが、私はそうは思いません。
キャッシュが潤沢にある会社ならいいのでしょうが、殆どの会社がそんな事ないと思います。事業をするという事は色々予測不能な事が起こるしお金を借りてでも財務基盤をしっかり固める事が経営者の責任ではないでしょうか。
黒字倒産という言葉がありますが、損益計算書(PL)上利益は出ているが倒産する会社はありますね。
1.現金300万円で借金なし
2.現金800万円で借金あり
どちらの会社にお金を貸すかという事を考えた時に、後者の方がお金を借りやすいと思うからです。一般的に企業間の取引は売上を上げてから入金までにタイムラグがあります。
そのタイムラグ具の間に資金が尽きて仕入れ先、経費、給与などの支払いが出来ないのが起こりやすいのは前者という事ですね。
ご存知の通り銀行はお金を貸した利子でもビジネスをしています。簡単な例だと5%の利子でお金を20社に同じ金額を貸していたときに1社でも潰れると利益が出ないことになります。つまり貸付の返済期間で潰れるリスクがない会社にしか貸さないということです。
何が言いたいかと言うと調子がいい時に資金を調達するべきなんですね。
人の心情的には、資金が足りなくなりそうな時に借りようと思いますが、個人的には逆で困った時には時すでに遅しです。行ってもドラマみたいに、貸してくれないと思います。
■スタートアップが頼るべき金融機関とやるべきこと
株式会社日本政策金融公庫法に基づいて設立された財務省所管の特殊会社で政府系金融機関の一つです。
今は国もスタートアップ、副業等力を入れていますから借りやすい環境なんだと思います。
■お金を借りるためにやった事
1.Web申込と資料提出
①創業計画(フォーマットあり)
②企業概要書(フォーマットあり)
③履歴事項全部証明書
④運転免許書
動画説明もありますからわかりやすいです。
創業計画書は事業創業の動機や経歴、事業の商品やサービス、取引先や資金状況と事業の見通しを簡単簡潔に説明するもので30分~1時間もあれば作成可能です。

のページの「国民生活事業(事業資金)のお申し込み」「お申し込みに必要な書類のご案内」
事業概要書は、企業や経営者の略歴、従業員の規模、借り入れ状況取引先や事業ポートフォリオなどを説明する資料で創業計画書と重複するところも多々あり30分もあれば作成可能ですね。
2.個人的にやった事
①事業の紹介と事業の計画を説明する資料
②雇用拡大の施策説明
③当年の損益計算書PL(決算迎えていないので予想含む)と貸借対照表(BS)
④次年度の予算計画書
3.申込後の対面面談とポイント
・レスポンスは最速で提示依頼を受けたものはその日のうちに返しました。
・取引先からの注文書全部提出し安定的な注文がある事を証明(多分必須)
・ 会社のポリシーや考え方、存在意義、未来の事業予測と何故資金が必要なのかを説明する事
・ 社員の雇用予定を具体的に説明(多分高い)
簡潔に説明し、質問にしっかりスピーディに答えるのがポイントではないでしょうか。
4.借り入れまでの期間
私のケースは初回面談から、1ヶ月強で審査が降りた事の連絡で入金までに約1.5ヶ月くらいでした。資料の準備含めて2ヶ月は見ておいた方がいいですね。
2022年12月のタイミング社員の雇用が決まったタイミングで行くと金利も優遇(確か1%弱だったので大きい)される制度もあったのでタイミングも考えてみるといいですね。
私の融資担当いただいた政策金融公庫の方は非常に接しやすく、わからない事も丁寧に教えていただけたし、色々とヒアリングしながら使える制度、今後の流れ等説明してくれたので感謝ですね。
コメント