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組織と人間の相互依存:ビジネスマンが意識すべきこと

先日たまたま中野優作さん著の『クラクションを鳴らせ』がおすすめに出てきた。

トップセールスの営業テクニック的な情報が知りたかったので読んでみた。


そこに書かれてたのは足の引っ張り合い、経営陣の利己的な振る舞い、利益至上主義などの誤った考え方がいかに組織の行動に悪い影響を与えることを、ビッグモーターの内情を読んだ際に特に感じた。


人間と組織は似ていると思う。


人は頭でもの事を考えるのだが、毎朝の顔を洗う、髭を剃るなどのルーティン、通勤のために歩いたり、自転車に乗ったりすることは、特に脳で考えて事細かく指示を出したりしない。


繰り返しやってきたことは体が覚えていて、手や足などが自律的に動いている。

貴方もきっとルーティンをしながら、頭の中では別のことを考えたりしているのではないだろうか。


組織も同じだ。

マネージャーや経営陣は脳のように働きいろいろなことを考えている。

手足や体は現場やいろいろな部署を表していて、自律的に動いている。


ここで何が言いたいかというと、頭と体は両方がないとダメだし、どちらが偉いということもない。

ただの役割分担だし、居なくなったときに大切さがわかる。


普段指などの部位は気にしていないが、怪我すると痛みを感じるしその大切さが実感できる。

その指は普段意識していないが、実は多くの場面で活躍しているのだろう。

これは組織での退職や悪い報告に似ているのかもしれない。


組織では、お互いが大切であるのに、啀み合い、嫉妬して足を引っ張り合い、邪魔をすることがある。

そんな無駄なことが、今まさに世界中で起きているし悲しく感じる。


人の特性にもよるが、啀み合い、足を引っ張る人は暇なのだと思う。

同じ目標に向かって必死に活動していれば、そんなことを考える余裕はなくなるだろう。


だから企業には風土・理念や共通の目的が必要なのだろう。


脳は未来に向かっていくために重要な役割を担っている。


そのため、組織で脳の役割を担う人たちは、頭がいいだけでなく、自分を律し、継続的に努力できる人でないといけないし、人間的にも尊敬できる人物であることが望ましい。


その時毎の判断の繰り返し、行動の積み上げが人(組織)未来の姿に影響するからだ。


人間はどんな人も弱い生き物だ。

権力やお金は人を狂わせる。


易き愚かな道に足を踏み入れないよう、自分を律して生きたいものだ。

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