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良い改善活動と悪い改善活動

働き方改革で労働時間削減の活動をしてるのは凄くいいことだと思います。

ただ現場の状況を鑑みず、規定だけ作って縛ったり、活動の割に効果が少なかったり、そもそもその活動が組織全体の効率化や生産性の観点で評価するとマイナスになっている事もあるのではないでしょうか。


経営陣、マネージャーが意識するべき事ってあると思います。

イスラエルの物理学者ゴールドラット博士は、TOC(Theory Of Constraints)制約理論で組織や会社などのシステムには『つながり』と『ばらつき』が必ずあり、そこには必ずボトルネックという制約があると言っています。


生産量が高い部門の生産性を上げるが、全体としてのボトルネックがあるから全体としての生産性は変わらない。

逆に仕掛かり在庫、顧客を待たせるなどが増えるので全体としてはマイナスなんて話もある。

頑張ったのに報われない努力は誰も幸せになりませんね。


生産性の高い部門がボトルネックの部門を助けるだけで、全体の生産性が上がるなんて嘘のような簡単な事例もあるみたい。


組織の中で働いていると、業務量にもばらつきがあるので厳しい部署もあり不公平感をもつ事もありますよね。


そんな中でも組織や会社の全体感を持つ事が重要なんだと思います。

自分たちがやっている仕事は何のために行われてるのか?と認識し、自分の組織に何の貢献ができているかを理解して仕事に向き合う事が重要ですね。


そうする事により自部門だけの活動を見るのではなく、全体の相互理解や助け合いが生まれるのかもしれません。

個と全体の知恵の総和がカイゼンに繋がる感じ。モチベーションが上がりコラボレーションが起きてみんなが幸せになれるって凄くいいですよね。


企業の存在意義は売上を上げ、利益を出し儲ける事が1番の前提だと思います。(あえてここではそう定義します。)それがないとお給料やボーナスも貰えなくなって生きていけませんよね。

そんな会社にはいたくないって私も思います。


成長や利益に貢献しない手間も管理工数もかかる業務改善(少し語弊があるかも)は、実はやらない方がいいのかもしれませんね。組織の目的を重視していない活動をする経営陣やリーダーは一定数いるのは仕方がないのかもしれませんが、そのような方と一緒に活動している方は不幸になります。(笑)


企業って儲けだけだとおかしくなる!と言う方が出てくると思います。その考え方は、私も非常に賛成です。

企業の目的を達成する条件や考え方として、企業理念や行動規範があるのだと思います。それを守りながら事業を推進するのではないでしょうか。

違法、人を騙すなど悪い事をして儲けたくないですし、そのような活動は長くは続がないですよね。


若い方は助け合いのある社風、理念や行動規範などの考え方に賛同する組織(共同体)かつ全体最適の視野を持った幹部やリーダーのいる企業を見つけられると良いですね。

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